スクワットの「ハイバー」と「ローバー」 ── どっちが正解?は実は間違い

スクワットの「ハイバー」と「ローバー」──どっちが正解?は実は間違い

スクワットには大きく分けて、ハイバースクワットローバースクワットの2種類があります。

SNSでは
「お尻に効かせたいならローバー」
「脚前を鍛えるならハイバー」
といった言われ方をすることが多いですが、実際はもう少し整理して考えた方が分かりやすいです。

なぜなら、ハイバーかローバーかを決めているのは“好み”ではなく、体の条件だからです。


ハイバーとローバーの一番の違いは「バーの位置」

まずは、見た目の違いから整理しましょう。

ハイバースクワットのバー位置|僧帽筋の上にバーを担ぐフォーム
ハイバースクワット
バーを僧帽筋の上に担ぐ
ローバースクワットのバー位置|肩甲棘付近にバーを担ぐフォーム
ローバースクワット
バーを肩甲棘付近に担ぐ

このバー位置の違いが、
体の角度・関節の使われ方・効きやすい筋肉を変えます。


どこに効くかは「関節の曲がり方」で決まる

ここが一番大事なポイントです。

先に結論:
ハイバーは膝の曲げ伸ばしが強くなりやすく、
ローバーは股関節の曲げ伸ばしが強くなりやすい。

ハイバースクワット側面フォーム|上体が立ちやすく膝主導になりやすい
上体が立ちやすく、
膝主導になりやすい
ローバースクワット側面フォーム|前傾が強く股関節主導になりやすい
前傾が強く、
股関節主導になりやすい

ハイバーの特徴

  • 上体が比較的立ちやすい
  • 膝の曲げ伸ばしが増える
  • 大腿四頭筋(太もも前)が使われやすい

ローバーの特徴

  • 上体が前傾しやすい
  • 股関節の曲げ伸ばしが増える
  • 大臀筋・ハムストリングスが使われやすい

じゃあ「ハイバー=お尻に効かない」は本当?

結論:違います。

ハイバースクワットでもお尻に効く例|深さとバランスが取れているフォーム
深さ・バー軌道・体幹が揃えば、
ハイバーでもお尻はしっかり使われる
  • 十分な深さまでしゃがめている
  • バーが土踏まずの真上を通っている
  • 体幹が安定している

この条件が揃えば、ハイバーでもお尻はしっかり使われます。


エラーになりやすいポイント

ハイバー・ローバーどちらでも、
バーの軌道が土踏まずの真上からズレるとエラーです。

スクワットのバー軌道|ミッドフットからズレるとバランスが崩れる

これは筋力の問題ではなく、バランスと条件設定の問題です。

そしてこのバランスに大きく関わるのが、足首の可動域と靴です。


まとめ

  • ハイバーとローバーの違いはバー位置
  • 効く部位は関節の使われ方で決まる
  • ハイバーでもお尻は十分使われる
  • 最重要なのはミッドフット上のバランス


次回は、

スクワットの担ぎ方と靴の選び方


── 靴を変えるだけで、ハイバーやローバーが安定する理由を整理します。

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