BIG3は「競技者のもの」ではない

BIG3(スクワット・ベンチプレス・デッドリフト)と聞くと、
「パワーリフターの競技種目でしょ?」
と思われがちです。

確かに、競技としてのBIG3は存在します。

でも、ここで一度整理したい。

BIG3の本質は“競技”ではなく、土台です。

競技者だけが使う特別なものではなく、
むしろ一般の人ほど恩恵が大きい場面が多い。

BIG3は「筋トレの共通言語」になる

マシンや種目が多すぎると、何が伸びているのかが曖昧になります。

でもBIG3は違う。
• 前より5kg増えた
• 前より回数が増えた
• 同じ重量が軽く感じる
• フォームが安定した

こういう変化が、数字と動きで分かる。

つまりBIG3は、
トレーニングを“迷子にしない”ための指標になります。

「一般人は危ない」は半分正しいが、半分誤解

「フリーウェイトはケガする」
これもよく言われます。

たしかに、雑に重さだけ追えば危ない。

でも逆に言うと、
正しい負荷設定とフォームでやれば、むしろ安全性は高い。

理由はシンプルで、
• 動作が大きい
• 全身で支える
• 関節の位置やクセが見えやすい

からです。

マシンは楽に動かせる分、
フォームが崩れても“気づきにくい”ことがある。

BIG3は、身体のクセを誤魔化しにくい。

だから指導者側としては、
問題点を早めに発見して修正できるメリットがある。

BIG3は「筋肥大の敵」ではない

「デカくなりたいなら、BIG3よりアイソレーション」
という意見もあります。

これも一部は正しい。

ただし、現場でよく見るのは逆で、

BIG3が弱い人ほど、アイソレーションも伸びにくい。

理由は、土台が弱いと
• 重量が扱えない
• 出力が上がらない
• ボリュームが積めない
• 狙った部位に負荷が乗らない

こうなりやすいからです。

BIG3は筋肥大のための“主役”じゃない時期もありますが、
筋肥大を成立させる“土台”にはなります。

「BIG3だけでいい」でもない

ここも大事。

BIG3を軸にするのと、BIG3しかやらないのは別です。
• BIG3で土台を作る
• アイソレーションで仕上げる
• 弱点は補助種目で埋める

この順番が自然です。

BIG3はあくまで軸。
軸があるから、他の種目が活きる。

結論:BIG3は「競技」ではなく「基礎能力」

BIG3は競技者の専売特許じゃありません。

むしろ、
• 体を変えたい人
• 伸び悩む人
• 何をやるべきか迷っている人

ほど、BIG3を“基礎能力づくり”として使う価値があります。

そして大事なのは、
競技のフォームを真似することではなく、

自分に合う形で、安全に積み上げること。

BIG3は、
トレーニングを一生迷子にしないための「地図」になれます。

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