筋肥大は「重さ」だけで決まらない ── 重くすればデカくなる、は半分正解で半分不正解

はじめに

筋肥大の話になると、
必ず出てくるのがこの言葉です。

「重い重量を扱わないとデカくならない」

これは半分は正解です。
でも、半分は誤解でもあります。

現場で多くの人を見てきて思うのは、
「重さ」そのものよりも、
• その重さを
• どんなフォームで
• どれくらい安定して
• どれくらいの期間、続けられたか

この方が、はるかに筋肥大に影響します。

重さは必要。でも「それだけ」では足りない

筋肥大にとって
ある程度の重さ(張力)が必要なのは事実です。

軽すぎる重量で、
• 形だけ動かして
• 全然キツくない
• いつまでも重量が変わらない

これでは、筋肉はほぼ変わりません。

ただし逆に、
• 毎回ギリギリ
• 毎回潰れる
• フォームが毎回変わる
• 疲労が抜けない

こういう状態も、
長期的には筋肥大を邪魔します。

「重い=正義」
ではない、ということです。

5回前後をすすめる理由(あくまで“目安”)

このサイトで
5回前後の回数をよく出すのは、
• フォームが崩れにくい
• 集中力が切れにくい
• コンパウンド種目と相性がいい

という理由からです。

特にBIG3では、

10回前後になると
後半2〜3回で
• 肘が流れる
• 背中が丸まる
• 反動が強くなる

こうした「質の低下」が起きやすい人が多い。

一方5回前後だと、
同じ総回数でも
• 1回1回の再現性が高い
• フォームの“ズレ”に気づきやすい

この差は、
数ヶ月・数年単位で見るとかなり大きくなります。

でも、8回×2セットで伸びた人もいる

ここは誤解してほしくないところです。

実際、
8回×2セットのような構成から始めて、
• フォームが安定し
• 大きな怪我もなく
• 結果的に高重量まで伸びた

そういう人もいます。
実際に、
すべての人に当てはまるわけではありませんが、
8回狙い・2セット中心で
80kg10回から1年で170kg超まで到達したケースもあります。

なので、
• 5回じゃないとダメ
• 8回は間違い

という話ではありません。

筋肥大の本質は「続けられる負荷」

結局のところ、
筋肥大で一番大事なのはこれです。

そのやり方で
・怪我せず
・フォームが安定し
・重量や回数が少しずつでも前進しているか

これが満たされているなら、
• 5回でも
• 8回でも
• 2セットでも
• 5セットでも

その人にとっては正解です。

逆に、
• 理論的には正しくても
• 毎回どこか痛い
• 気持ちが続かない
• 伸びなくなっている

なら、
その方法は見直す必要があります。

まとめ

筋肥大は、
• 重さだけ
• 回数だけ
• セット数だけ

で決まりません。

「扱える負荷 × フォームの質 × 継続」

このバランスが取れたところで、
筋肉は一番伸びます。

次の記事では、
「じゃあ筋力と筋サイズはどこまで比例するのか?」
その話をもう少し深掘りします。

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